下関学校支援sandwich

馬関まつり

理事長所信

はじめに

 新型コロナウイルスという見えない敵に対峙し、我々の生活は大きく変わらなければなりませんでした。社会的に、経済的に甚大な影響を与えている。青年会議所もまた、その活動に影響を受け、我々の存在意義や活動の本質を問われる時がありました。しかし、このような時だからこそ我々は動かなければならない。今できることを考え、今できる方法で行動することが必要だと考えます。
1953年5月4日、28名の志高き青年により国内41番目のLOMとして誕生した下関青年会議所は、本年68年目を迎えます。
いつの時代もまちの課題に真摯に取り組み、実践していく。夢をかたちにして、希望を繋ぐ。それが過去から未来へと、連綿とつながれてきた青年会議所のあるべき姿だと考えます。

一人一人が輝いている組織

 明るい豊かな社会の実現に取り組む我々が、明るい豊かな組織である為に、まずはやってみる。実践しなければ、始まりません。
入会歴の浅い会員が増え、新しい生活様式のもと先輩方との交流も減り、JAYCEEとしての誇りがわかりにくい世代となったのかもしれません。まずは、組織の中の我々一人一人が輝くために、個々の資質を向上する組織運営に取り組んでまいります。

能動的な総務運営と広報活動、そして互いを知る会員交流

 昨年は、新しい生活様式に対応することを組織内において最も早く求められ、日毎に変わる状況に対応を迫られました。そして、例会にて会員同士が顔を合わせることが如何に大事かということを感じました。毎月決まった日に行われる例会ですが、自ら例会を運営する意思を持たなければ何も得るものがありません。顔を合わせ共通の情報を有するからこそ、議論をすることができるのです。そして、全員が顔を合わせられるのは月に一度です。組織が一つになって動くためにも、互いのことを知り、委員会単位での対内発信をするシステムの構築も必要であると考えます。
つぎに、価値ある組織、信頼される団体であるためには、下関青年会議所を知ってもらわなければなりません。
一つ一つの事業で行う広報は計画的に実施されますが、定期的に、継続的に下関青年会議所を発信することが必要だと考えます。夢と希望を広めるためにも、輝きある情報発信に取り組んでまいります。

人財構築

 会が存続していくには、共に活動する仲間を増やすことが、必要不可欠です。ゆえに、会員拡大は全会員で取り組む重点施策であります。興味をもってもらうには我々に魅力がなければなりません。そして、ビジネスに繋がる事も必要です。その為にも一人一人が輝いている組織となることが重要であり、我々のネットワークにある同業、異業種交流やグローバルな交流をする機会を提供することが重要であると考えます。
研修においても、交流を中心とした魅力ある研修に取り組んでまいります。

世界規模で考えるまちの課題

 半世紀以上続くJCIコリア釜山とJCI福岡とのトリオ交流は、昨年からのパンデミックにより手と手を取り合っての交流ができない状況が続いています。しかしweb会議を行ったことにより、互いの活動状況を確認し交流はより深くなりました。そして現在我々が取り組むべき課題を確認し、新しいステージに入ったように思います。
世界には共通の課題があります。2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標SDGsに、日本の青年会議所は取り組んでいます。
SDGsは包括的な17のゴールと、さらに細分化された169のターゲットがあり、「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる広範な課題に、すべての関係者の役割を重視しつつ統合的に取り組むことを宣言しています。また、2019年度には我々下関青年会議所は下関市とSDGsを推進する協定を締結し、この目標に向かって取り組んでまいりました。SDGsが目標とすることは世界共通の課題であり、これらに取り組み発信をする、国際交流事業に取り組んでまいります。

まち創造と未来構想

 10年、20年後の下関市の街並みはどのようになっているのでしょうか。20年前は海響館もまだなく、唐戸周辺は今とは異なる景色でした。これから下関港ウォーターフロント開発が進み、関門海峡に面したこの地域はさらに発展し、海峡都市下関の魅力が深まると思われます。ではその他の地域はどうでしょうか。下関市は三方を海に面し、長い海3岸線があります。
山陽地域は多くの大型船が行きかい流れる景色があり、山陰地域は水平線に沈む夕日が共に素晴らしい。また令和の時代となり、まちと社会は大きく変容し、特に通信ネットワークが重要視され、コロナ禍と働き方改革により在宅勤務やリモートワークなどが可能な社会となってきました。そのような社会となり、居住する地域や働き方が見直され地方都市の立地に注目も集まっているように思います。
「災害が少ない」「交通の要所でありルートや移動手段の選択肢が多い」「政令指定都市である福岡市や北九州市が活動圏にある」などの立地条件に加え、住み続けたいと思う魅力あるまちづくりが、ひとを引き付けると考えます。それは下関にしかない魅力であり、強みであります。
市民がまちの誇りと思う魅力が感じられるまちづくりに取り組んでまいります。

馬関まつり

 昨年度第43回馬関まつりは、史上初めての中止となりました。
1974年にまちの活性化の為に「歌と踊りとみんなの夜市」として誕生し、1978年に「馬関まつり」は「市民祭」としてはじまりました。いつの時代も先輩方は、まちに夢と希望を届けてこられました。
本年度は、気持ちを新たに第44回馬関まつりとして、夢と希望がつまった馬関まつりを企画・運営してまいります。

結びに

 夢を語ることができないようでは、まちづくりについて議論することはできません。いつの時代もまちについて真摯に向き合い、課題を把握し、戦略を練って、パートナーと協力して実践する。
青年経済人らしく、誇り高く輝けるJAYCEEとなり、夢と希望を広め未来へと繋いでいきましょう。
この活動の輪が波紋となり、繰り返されることによりまちが明るい豊かな社会へと繋がっていくのです。

一般社団法人 下関青年会議所
第68代理事長予定者   山口 大志

バナー