下関北九州道路海峡むすぶミライ図

下関学校支援sandwich

馬関まつり

理事長所信

はじめに

 下関青年会議所は1953年5月4日、志高き28名の青年により国内41番目の地域青年会議所として創立されました。67年目を迎える今日まで、昭和・平成・令和と三時代をまたいだ歴史には、その年々に抱えた困難に対する取り組みや、明るい豊かな社会を見据えた活動の歩みが多くあります。それらの活動は、 「ひとづくり」 「まちづくり」 「教育」 「国際社会」 「環境」 など様々な分野において、青年らしい発想、理想を追求する心、真摯な情熱のもと能動的に取り組んでこられました。それぞれの時代で人は変わり、手法や表現は異なっても、脈々と受け継がれた創始の志や、三信条にある、個の修練・社会への奉仕・世界との友情が、変わることなく源にあるからこそ、これからの時代変化や多様化する社会においても課題の本質に対応し、明るい豊かな社会の実現に向けた新たな一歩を踏み出せると確信しております。

総務・例会

 総務・例会委員会は、各種会議・例会・総会の企画及び運営を実施し、事務局と連動した文書管理や取り纏めなどの庶務も担当します。当委員会は青年会議所活動を実施するうえでの要であり、会議を有意義に行うためには模範となって襟を正し、各委員会を牽引する必要があります。
また、毎月1回開催される例会では、会員意識を活性化するために、各委員会との連携を図りながら情報を共有する事で、参加する会員にとって価値の高い例会運営に努めたいと考えます。そのような姿勢や取り組みから、会員意識の活性化における相乗効果を促し、切磋琢磨することでより良い事業が実施できるよう取り組んでまいります。

広報戦略

 青年会議所運動において広報活動は重要な役割にあります。しかし、広報活動はただ漠然と情報発信するだけでは効果は期待されません。その情報は、誰に対して、何のために、どのような目的で伝えたいのか、受け手の気持ちになって発信する必要があり、それには様々な手法や適切な時期など戦略的な広報が必要になります。我々の実施する運動が、より伝わり易く興味を惹きつけ、更には下関青年会議所のブランドイメージが定着していくことで、多くの方々に信頼される団体であり続けたく思います。また、今後の活動への期待を求められる組織となるように、会員全員で取り組んでまいります。

国際交流

 我々は単年度制という組織の特徴を活かし、インターナショナルな目線でも様々な国と地域に着目し、国際社会の発展を試みた多くの活動を実施しております。そのなかでも継続的な取り組みとして、隣国である韓国の釜山青年会議所とは、日韓国交正常化前にあたる1964年に姉妹締結し、その翌年には釜山・福岡青年会議所とのトリオJCが締結されて以来、本年で55年目を迎えます。現在、両国間における緊張感が高まっておりますが、これまでの歩みを基軸にトリオJCの友情を益々発展させることは、民間外交として重要な時期にあると考えます。
また、国際化社会の進展に伴い、今後も更に訪日外国人の増加が見込まれ、観光・雇用・共生に対する備えが必要になります。まちのポテンシャルを活かした取り組みや、対応すべく仕組みにおいても、活動を通じて向き合ってまいります。

青少年育成

 次代を担う青少年が、心豊かにたくましく成長することは全ての親の願いであり、その育成過程は大人に課せられた重要な使命であります。そのような使命は会としても同様に抱き、創立初期より様々な事業を通じて青少年育成活動を継続してきました。これまでの活動最中も青少年を取り巻く環境は時代と共に変わりましたが、いつの時代も青少年は多くの可能性を秘めており、大人の尺度を越えた想像力も持ち合わせていることは変わりません。そのような前途有望な青少年には、夢や希望・目的意識を持ち、自分で考え行動する主体性を育むことを願うと共に、他者を尊重し助け合いの心を持った、能動的な行動を起こせるようなきっかけとなる体験が多く必要であると思います。この時期の経験が後の人生に大きく影響を与えることからも、前向きにたくましく成長する機会のひとつとなるような、青少年育成プログラムを実践してまいります。

未来構想

 昨今、下関市は長州出島においてMSCクルーズと連携し、令和5年に国際クルーズ拠点港として新たな運営に向けた取り組みを進めております。また、政府決定による国際捕鯨委員会(IWC)脱退から、中断していた商業捕鯨が31年ぶりに再開されるなど、かつて近代捕鯨発祥の地として栄えた活気や、産業・観光振興への好影響が期待されます。他にも、下関北九州道路の整備促進や、あるかぽーと地区の開発など、まちは多くのポテンシャルを引き出し更なる発展に向かっております。
下関市の発展に関して、我々はまちづくり団体として、まちの歴史・特徴・動向・可能性などの視点から、様々な事業を試みてきました。その事業では会議体独自の事業計画5サイクルがあり、調査・分析・企画・行動・評価を繰り返しております。それら時代に先駆けて取り組んできた事業という名の財産は、時として活用できるケースも大いにあると考えます。常に新しいことを創造する志を抱きながらも、過去の検証による新たな事業の模索や、まちの動向や発展の過程に即した、我々ならではの付加価値を見出す必要性も高く、まちづくりには多角的に取り組んでまいります。

拡大・研修

 青年会議所は年齢制限を設けていることから、会員は毎年のように新陳代謝を繰り返す特徴があります。よって、拡大活動は会を存続するためにも会員全員で取り組んでおりますが、大切なことは「明るい豊かな社会の実現」を目指し、共に切磋琢磨できる同志を増やすことです。しかしながら、時代と共に社会的価値感も変化していることから、我々の受け入れ態勢や拡大手法も見直す時期にもあります。毎年継続される拡大活動において、まずは会員の資質向上もさることながら、その先には人びとが自然と集う団体となるよう、存在価値の高い組織づくりを目指してまいります。

馬関まつり

 馬関まつりは下関の夏の一大イベントとして定着し、おかげさまで本年度は第43回目を迎えます。我々の事業としても最大級の規模であり、毎年まつりを開催するにあたり、大変多くの方々による御理解と御協力を賜り続け実施できております。
市民祭として始まった馬関まつりは、かつて広域に一体となった規模で展開しておりましたが、徐々に姿は変わり現在では、海峡ゆめ広場・シーモール・豊前田・唐戸と、各会場が独立した運営状況になっております。そこには各会場における様々な理由もありますが、その問題を各会場で抱え込むのではなく、我々も歩み寄える工夫や提案など推進協議会を通じて見直す必要があります。
市民のための市民祭である以上、垣根にとらわれず多くの市民と一体となって、馬関まつりを共に楽しみたいと考えます。

おわりに

 下関は未だ見ぬ多くの可能性を秘めたまちであると同時に、見直すべき問題や想定される課題に対しても伸びしろと感じられます。青年の学び舎と称する我々は、自己研鑽を重ねながら、まちについての学びを積み、青年らしい発想をカタチにすべく運動に邁進してまいります。
能動的な取り組みが、一人でも多くの市民へ伝播し、多くの人々と協働するまちづくりは、いかなる可能性も開花させます。我々はその希望を信じて歩んでまいります。

一般社団法人 下関青年会議所
第67代理事長   加藤 寛樹

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