馬関まつり

理事長所信

はじめに

 平成という一つの時代が幕を閉じ、新たなる時代の幕開けが迫る今日まで、社会は常に目まぐるしい変化をしていきました。例えば固定電話の時代から携帯電話SNSの時代へ、ガソリン車から電気自動車、無人運転自動車の時代へ等、ひとの進歩は留まることなく、これから先も社会を多様に変化させていくことでしょう。そんな色取り取りに移ろう社会に翻弄されないためにも、これまでの時代を重んじて新しきを知っていかなければならないと考えます。下関青年会議所も1953年5月4日28名の志高き青年により、国内41番目のLOMとして誕生し、激動の社会を越えて本年で66年目を迎えます。新元号となる時代の節目にあたり、まち・ひと・組織によって繋がれたこの会の存在と価値を再認識し、新たな時代へと対応していく時ではないでしょうか。

組織力向上へ

 JCしかない時代から、JCもある時代へと変化し、入会歴が浅い会員が過半数を占めているのが現状です。JCとは何か、JCしか出来ない事とは何か、その答えを見つけ出すには、組織力の向上が不可欠です。私の知る先輩方は、10年後でも20年後でもJCとまちづくりについて語り合っています。それはきっと現役会員の時代に個々の能力を活用できる場所で、高いモチベーションの基に切磋琢磨し、助け合いの精神を持って活動していたからではないでしょうか。そんな先輩方と同等かそれ以上にJC会員としての誇りを持った個々の資質を向上させ、組織力への向上へと取り組んでまいります。

価値あるLOM運営

 総務系はおもしろくない。そんな言葉を耳にします。しかし総務はLOMの要でもあります。おもしろくなければおもしろくすればいい。そう考える中で月に一度全会員に出席の義務があるのが例会です。この貴重な時間を効果的な活用ができる運営をする事が重要だと考え、行かなければならない義務感より、行って得する運営へ取り組んでまいります。

人財構築

 会が存続、成長していく為には、共に活動する仲間を増やす事は必要不可欠です。入会してくる人数と卒会していく人数のバランスや、同世代の人口減の絶対的な条件がある中で中長期的に人財を確保していく事も考えなくてはいけません。その為にも人と人のつながりを持った拡大活動を展開し、研修においても人と人とのふれあいを大事にした、研修を行い、質の向上に取り組んでまいります。

国際連携

 半世紀を超えるトリオ交流の歴史は感慨深いものがあります。この歴史の重みを会員一人一人が感じ、次なるステップを踏みだしていかなければならないと考えます。それと同時に、人口減少による外国人労働者の確保や、観光客の増加など、国際交流に対応できるまちづくりも考えなければなりません。下関の港の活用方法や、下関市の立地の優位性を活用しながらのまちづくりの再考に取り組んでまいります。 

まちビジョン

 我々下関青年会議所は、過去に多くのまちづくり事業を展開してまいりました。しかし、それを知るメンバーは少なくなっています。どう事業が組み立てられて、どう展開していったのか、単年度の計画なのか中長期的な計画であったのか、まず学ぶ事が大事です。これは下関というまちにおいても同様だと考えます。なぜ新幹線が新下関駅なのか、幡生駅や下関駅ではないのか。そこに至るまでの経緯や背景を知らなければなりません。下関というまちをつくるにおいて、先ずはそのまちを知り、そして次なる種をまかなければならない未来を見据えて、まちのビジョンを描く事業の展開に取り組んでまいります。

馬関まつり全体のコーディネ-トへ

 第42回を迎える馬関まつり。「歌と踊りとみんなの夜市」として始まったまつりは、その回その回での強い思い入れがありました。各自治体を巻き込みながら下関~唐戸までつながっていた時代。国道閉鎖やJCパーク周辺を盛り上げようとした時代。回を重ねる中で先輩方の尽力は多大なものであったはずです。しかしながら近年はJCパークの運営に追われて馬関まつり全体を捉えられていないのが現状です。市民祭として全体で一丸となって盛り上げていく為にも推進協議会という場を活用し、各会場との協議を重ね馬関まつり全体のコーディネートに取り組んでまいります。

結びに

 この会が歩んで行く道は、今いる現役会員が決める。入会歴が浅い会員が多数を占める今、これまで歩んできた道を学び、それを大切にする事で、新しい発見があり、新しいことを知ることができるのではないでしょうか。

 

 ひとりひとつのアイディアでまちはかわり、ひとりひとりの気持ちでひとの心は動きます。
 青年会議所らしく会議の質を向上させ、大胆かつ繊細に行動していきましょう。
 次なるステージへ、その扉を開くのはいつだって誇りと情熱、勇気と覚悟を持ったわれわれです。

一般社団法人 下関青年会議所
第66代理事長予定者   阿部 一平

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